(TOMMY HILFIGER)トミーヒルフィガー/キャディバッグのフードカバーを固定する本体側のホック外れを修理

こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますボンドリペアと申します。

今回は(TOMMY HILFIGER)トミーヒルフィガーのキャディバッグ修理をご紹介いたします。
破損状態は、キャディバッグとフードカバーを留めるホックの本体側が外れています。

1,ホックの状態を確認

まずはホックの状態を確認します。
本体とフードカバーを留めるホックは一般的には４箇所で留めるタイプが多く、こちらの４箇所のタイプでそのうちの１箇所の本体側のホックが外れています。

このようになる原因は、ホックの脱着が硬くなりホックを固定している軸部分が変形して外れてしまいます。
ホックの構造上、どちらかというとフードカバーの凹側が先に外れてしまうことが多いのですが、ものによってはこちらのように本体側が負けて外れてしまう場合もございます。

本体側のホックはこのように口枠の内周生地に隠れていますのでこのままでは交換が出来ません。

フードカバー側でしたらホックの頭と凹が両方とも見えているものがほとんどですので、比較的容易に交換ができ、交換用のキットも市販されています。
一般的なキャディバッグの本体とフードを留めるホックは『ジャンパーホック（大）』が使用されていますが、相性などがあったりホックを取り付ける際の打ち込み加減で硬さが変わったりしますので実際に取り付ける前に端切れなどで試してからの方がよいかもしれません。

(BELDING)ベルディング / キャディバッグフードのホック交換方法

こちらでフードカバーのホック交換方法を動画付きでご紹介しておりますので、ご自身で交換される場合は参考にして頂ければと思います。

2,今回のお修理方法

今回は本体側のホックですので、口枠を一部解体してホックの交換をさせて頂きます。

まずは仕切りから解体していきます。
こちらはこれまでのお修理事例で何度かご紹介しておりますが、頭が+になっていますがドライバーで回しても抜けないものが多くあります。
その場合はネジではなく、引っ掛かりの付いたピンになっていますので引き抜く必要がございます。

ピンを抜くと仕切りが外せますので、このままバッグの底に落としておきます。
お修理の内容によっては底まで繋がっている中仕切りを取り外す場合もございますが、今回は口枠の一部を解体組立出来るスペースを確保できれば十分ですので余計な工程は省きます。

続いて口枠の内周生地を縫製している糸をホック交換が出来る範囲まで解いていきます。
ここは再縫製の範囲を短くしたいからといって解く範囲を狭くしすぎるとかえってホック交換の際に手こずりますので、余裕をもって開いておきます。

残っていたホックの土台を取り除いて新しいホックを取り付けます。
念のためこの時点でフードカバーを脱着してみて、ホックの相性と硬さの確認をしておきます。万が一合わなかった場合、口枠をまた解体組立するのは大変ですので。

確認後に先ほど解いた口枠の縫製を再縫製していきます。
元の穴を辿って手縫いで縫製していきます。

縫製が出来ましたら底に落としていた仕切りを取り出してピンで固定をして完成です。

3,今回のお修理費用と納期

今回の(TOMMY HILFIGER)トミーヒルフィガー/キャディバッグの本体側ホック交換1箇所で、費用が7,000円（税抜）、納期が約２週間でした。
※同じような症状でも付近の状態や使用するパーツなどにより費用や納期は変動いたします。

全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。

ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。