(Coleman)コールマン / デラックスレイチェア折り畳みオットマンのシート角ほつれを革で補強して修理
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますBOND repair / ボンドリペアと申します。
今回は、(Coleman)コールマンのハイエンドモデルでコンフォートマスターのデラックスレイチェアとセットになっている折り畳みスツール(オットマン)修理をご紹介します。
破損状態はスツールの座面角の生地が解れてきています。
目次
1,状態と構造の確認
まずは各部の状態を確認していきます。
角の外巻きと座面の生地を縫製しているミシン目から解れてきています。
フレームのパイプが角に差し込まれてシートをハンモック状にしてスツールの形状を保つ構造のようです。
力のかかる部分には裏側にテープで補強が入れられていますがテープが伸びてきて生地を引っ張った結果ミシン目から解れてきているようです。
2,今回のお修理方法
お客様とご相談させて頂き、今回はシート角を革で補強する内容でお修理することになりました。
デザインと今後長く使用できることを考慮して4角を補強します。
まずは、4角の縫製を解き外巻き、表生地、裏生地に解体します。
フレームを受けるポケット部分の生地から型紙を作製します。
今回使用する革はこちら。
元のシートの色が濃い茶色なので相性のいいキャメルに近い色味の革にします。
表の補強用と裏のポケット部分用で計8枚裁断します。
ゴムのりを使用して表生地に補強用レザーを接着します。
この時点で三角の長辺側のみ縫製しておきます。
シートポケットにフレームを差し込んでずれないように固定するネジがついていたのですが、ここも引っ張られて元々入っていたタッピングビスがぐらついていたのでタップでM5のネジを切ってボルト留めにします。
こうすることでシートを洗ったりする際にネジを抜き差ししてもネジ穴がバカになり難くなります。
シートポケット側のネジが入る部分もハトメを打って補強します。
元は生地に穴が開けられているだけだったのでそこから穴がどんどん拡がってきていました。
ネジを入れるとこんな感じになります。
元通りに外巻きも縫製し直して完成です。
3,今回のお修理費用
今回の(Coleman)コールマン、アウトドアスツールのシート角補強のお修理内容で、14,000円(税抜き)でした。
※同じような症状でも構造や付近の状態により納期や価格は変動いたします。
買い替えを検討してもよさそうな金額になってしまいましたが、お客様がおっしゃるにはキャンプ用品は特に持ち物に対しての思い入れが強く修理して使うのがまた愛着が湧いてくるのだそうです。
修理する側としてはそうおっしゃって頂けるのが一番嬉しいです。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
お見積もりは無料ですのでお問合せフォームもしくはライン@からお気軽にお問合せください。
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