(J.LINDEBERG)キャディバッグのハンドルベルトを交換しました
こんにちは。BOND repair / ボンドリペアと申します。
今回は実際の修理事例をご紹介いたします。
1, 破損の状況
お預かりした時の状況は写真のようにハンドルベルトの上部が切れてしまっている状態でした。
![J.リンドバーグキャディバッグのハンドルベルト取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/j.lindberg-handle-1.jpg?w=1140&ssl=1)
構造上ハンドルを持った際に根本が上の被せの生地に抑え込まれ1点に負担が集中しているような状況でした。
ハンドルのベルト部分を交換する修理内容に決定し、交換する為のハンドル付近の解体組立が可能か構造を確認していきます。
その際付近に他の修理が必要な箇所がないかも確認しておきます。
ハンドルベルトを本体に固定している縫製が解れた修理事例は、
(TITLIST)タイトリスト / キャディバッグのハンドルベルトを補強して再取付
丸いハンドルの修理事例は、
(BELDING)キャディバッグのハンドルが切れてしまった箇所を修理しました
ハンドル根革の修理事例は、
(ラコステ)キャディバッグのハンドル根革を修理しました
をご覧ください。
2,修理方法
ハンドルベルトを交換する為、いったんハンドルを本体から取り外します。
ハンドルを取り外すには口枠の解体が必要になります。
取り外したハンドルをさらに解体していきます。
![J.リンドバーグキャディバッグのハンドルベルト取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/j.lindberg-handle-2.jpg?w=1140&ssl=1)
ベルトは負荷が集中する部分の強度をより高めるために芯材にショルダーベルトなどで使用されるテープを入れました。
元々は薄い樹脂板が芯材に使用されていることが多いのですが、この樹脂板は経年劣化で硬化して割れてしまい今回のように表生地ごと破断してしまうことが多いです。
![J.リンドバーグキャディバッグのハンドルベルト取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/j.lindberg-handle-3.jpg?w=1140&ssl=1)
今回はグリップ部分は綺麗な状態であったことと本体と同じ生地で特殊な柄であったことから再利用をいたしました。
![J.リンドバーグキャディバッグのハンドルベルト取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/j.lindberg-handle-4.jpg?w=1140&ssl=1)
順番に組み立てていき、
![J.リンドバーグキャディバッグのハンドルベルト取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/j.lindberg-handle-5.jpg?w=1140&ssl=1)
完成です。
3,修理代金
今回のお修理内容で、22,000円(税抜き)でした。
同じお鞄でも破損の状況や使用する材料により前後いたします。
通常、ハンドルのベルト取替え修理の概算修理代金は下記の通りです。
●ハンドルベルト作製取替→約18,000~26,000円程度
画像をお送り頂けましたらもう少し詳細な価格をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にお問合わせください。
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