(TUMI)トゥミ / 使い込まれたブリーフケースに詰まったストーリーを紡ぐお手伝い – ハンドルレザーグリップ編 –
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますBOND repair / ボンドリペアと申します。
今回は、(TUMI)トゥミのブリーフケース修理をご紹介します。
破損状態は持ち手の革部分が摩耗して破れてしまっています。
(TUMI)といえばビジネスマンが憧れるバッグの代表ともいえるアメリカ発のブランドです。
『FXTバリスティックナイロン』といわれる独自のナイロン素材を使用したブリーフケースが有名ですね。
目次
1,症状の確認
まずは、お鞄の状態を確認していきます。
持ち手の革が摩耗して破れてしまっています。お鞄全体を拝見しても分かりますがかなり使い込まれています。
TUMIのブリーフケースでは特にこの部分のお修理が多いですね。
ただ、この革があるおかげでハンドルのベルトは守られているので本来の役割を果たしている証拠です。
ハンドルベルトが切れてしまった場合はお鞄の解体する範囲が広くなりお修理の価格も高額になる傾向がございます。
ブリーフケースのハンドルベルトごとを換した修理事例は
(BREE) ブリー / ビジネスバッグ・ブリーフケースのハンドルを作製して取替え修理
★こちらのお鞄のストーリー
今回お預かりしたお鞄の所有者様からこのブリーフケースに詰まった想いをお聞かせ頂きました。
約11年ほど前、30代前半で新しい世界に飛び込んだ所有者様。
仕事やこれからの未来に対する強い思いを込めてこちらのTUMIのバッグを購入されたようです。
ただ、なかなか新しい世界での成績も伸びず現在ではすぐに問題になるほどの勤務時間を経験して心身ともに疲弊した日々を送られていたようです。
そこから這い上がってみせるという強い意志を持ちステップアップしていく過程をともにしてきたのがこのTUMIのブリーフケースだということです。
バッグをお預かりする際に実際にお会いしましたが、とても雰囲気の柔らかく優しい印象を受けた所有者様ですが、これまでの経験と実績を経て作り上げられた太い芯の存在を感じさせるお人柄でした。
どんなモノでもそれと共にしてきた人の生活や人生のストーリーが詰まっています。
PASS THE BATON(パスザバトン)というモノに詰まったストーリーごと次の人に繋ぐリサイクルショップもございます。
見えないけど感じることが出来る温かさのようなものを大事にしたいなと実感させて頂きました。
2,ハンドルレザーの交換
またこれからも所有者様と行動を共にするため、持ち手の革を新しく作製して交換いたします。
ハンドルベルトから取り外した革を見るとお聞かせ頂いたストーリーの重みを感じますね。
『ここまでご苦労様でした。』
この取り外した革を元に型紙をおこして新しいグリップに使用する革を切り出します。
元のように縫製し直した状態がこちらです。
元のグリップと同じ構造でヘリは巻き込みます。
ベルト部分はまだしっかりしていたので再利用をしています。
新しい革の持ち手がついて蘇ったTUMIのブリーフケース。
こうしてモノの命を繋ぐことが所有者様のストーリーを繋ぐことになり、それのほんの少しでもお手伝いが出来るという幸せを感じることができました。
3,今回のお修理費用
今回のTUMI(トゥミ)ブリーフケースの持ち手革作製取替えで、14,000円(税抜き)でした。
他の種類のグリップ革交換やハンドルベルトの交換も可能です。
バッグ全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン@からお気軽にご相談ください。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
投稿者プロフィール
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BOND repair / ボンドリペアのホームページにお越しくださりありがとうございます。
私共はスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般と家具の補修と椅子の生地張替え、その他様々なモノのお修理を承っております。
お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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