(JONES×BEAMS)ジョーンズ×ビームス/キャディバッグの仕切りを底まで延長する
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますボンドリペアと申します。
今回は、(JONES×BEAMS)ジョーンズ×ビームスのキャディバッグカスタム事例をご紹介します。
改造の内容は、キャディバッグの仕切りが上部しか区切られていないので底まで生地を延長して内部にも仕切りを作ります。
目次
1,構造の確認
まずは現在のセパレーターがどのようになっているかを確認します。
仕切りが3本交差して6分割になっています。
固定の方法は一般的なキャディバッグと同じくビスで仕切りの芯棒が固定されているようです。
中を覗いてみると内側には仕切り布が無く円筒の状態です。
このタイプのセパレーターでよく見られるのは横方向の2本の仕切りに底まで分割する生地が入っています。
2,今回の改造方法
今回は先ほど記載した2本の仕切りに底まで生地を継ぎ足して底まで延長します。
セパレーターを取り外す前に継ぎ足す生地の長さを採寸しておきます。
長さが決まったらセパレーターを本体から取り外します。
取り外したセパレーターの生地を継ぎ足す2本の間隔を計ります。
ここを計る理由は次の画像でご説明します。
底まで入っている仕切り布をどうやって固定するのか。
底に縫い付けることは出来ないのでこのようなベルポーレンという樹脂板に仕切りの布を縫い付けてこれを底に固定します。
ここで先ほど計った仕切りの間隔に合わせて布を縫い付けることで入り口と底で同じ幅の仕切りが出来ます。
次に継ぎ足す仕切り布を作製していきます。
今回使用するのは少し厚手のナイロン生地。
これを仕切りの裁断して縁は1回折り返して解れにくくします。
さらに縁を縫製して仕切り布の完成です。
作製した仕切り布を既存のセパレーターに継ぎ足します。
セパレーターの下側の縫製を解いてここに作った仕切り布を入れて裁縫します。
2本とも同じように作製をします。
仕切り布は長めに作っているのでここに入れ込むときは細かい寸法は気にせずに組立ます。
仕切り布の下側を先ほど作った樹脂板に縫製します。
この時に採寸した長さに合わせて縫製します。
完成した仕切りを元のように本体に組付けして完成です。
今回は底にレザーのメーカーロゴが刺繍された板が固定されていたのでデザインを考慮して新しく穴を空けてカシメ留めする方法ではなく樹脂板を底に接着する方法で固定をいたしました。
3,今回の改造費用と納期
今回の仕切り布延長で、費用が18.000円(税抜)、納期が約2週間でした。
※同じような内容でも付近の構造や使用するパーツなどにより費用や納期は変動いたします。
全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
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