(MICKEY)ミッキーマウス柄/キャリーバッグのキャスターを2輪から4輪に改造
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますボンドリペアと申します。
今回は(MICKEY)ミッキーマウス柄のキャリーバッグ加工をご紹介いたします。
ご依頼の内容は、キャスターを2輪タイプから4輪タイプに変更したいといった内容です。
2輪タイプのキャリーバッグは引いて使用するか押して使用する(あまりいらっしゃらないとは思いますが)、このどちらかになります。
いずれにしましても人が多い空港や駅などでは引く人とキャリーバッグが取る床面積が広くなるので使い勝手が悪い場面もございます。
その点4輪タイプですとバッグを立てた状態で360度移動が出来るためコンパクトに収まります。
目次
1,構造の確認と方法を検討
まずは4輪タイプへの加工が可能かと方法を検討いたします。
確認する点は、
①バッグの厚み:1番は底面の広さです。厚みのないキャリーバッグを4輪にすると地面と接地する4点の位置が近くなりバランスが悪くなってしまいます。
②底面の形状:代替キャスターは平面に付くタイプ、曲面に付くタイプ、埋め込みタイプなど様々なタイプがございますので、その中から加工をするバッグの底面の形状に合いそうなキャスターを探す必要がございます。
③既存パーツの取り付け方法:既存のキャスターや底脚を取り外して新しくキャスターを4個取付けるのですが、ほとんどの場合そのままの状態で取付けが出来ません。取付けが出来る状態にする加工方法を検討します。
これらを確認した上で使用するキャスターの選定と加工方法を決めてお見積もりをさせて頂きます。
2,今回の加工方法
今回の、と申しますかキャスターを2輪から4輪に加工する際のおおまかな流れは決まっていて、既存のキャスターと底脚を取り外して、パーツが付いていた穴を埋めて、新しいキャスターを取り付ける。
この流れで作業を進めます。
まずは既存のキャスターと底脚を取り外すため内装を開いてパーツを固定しているビスやカシメを外していきます。
まずは底脚を取り外しました。
キャスターも取り外します。
埋め込みタイプのキャスターはこのような大きな穴が開いていますので、これを埋める方法が一番頭を悩ませます。
見た目の違和感を極力少なく、荷物を入れた際の荷重にも耐えられるよう、バッグごとにデザインや取付方法が異なりますのでお見積の際に仕上がりのイメージをお伝えするのが難しいところです。
布を貼るだけでは荷重に耐えられないので、キャリーバッグの中枠などにも使用されている樹脂板を使用します。
取り付け位置に合わせてサイズや形状を決めていきます。
樹脂板のままでは味気ないので、キャリーバッグの他の箇所に使用されていた黒色エナメル生地を貼ってバッグ全体の統一感を持たせます。
接着だけでは今後使用されているうちに端から剥がれてくる恐れがありますので、縁を縫製しておきます。
取付位置の曲面に合わせて少し熱を加えながら曲げ加工をしておきます。
縁のパイピングに沿って出来る限り隙間が無い位置に両面テープで仮止めをします。
左右とも仮止めをして位置を最終確認します。
補強板と新しい代替キャスターをカシメで留めていきます。
念のため内側にも樹脂板を入れて挟み込むようにして固定をしておきます。
これで完成です。
3,今回の加工費用と納期
今回の(MICKEY)ミッキーマウス柄/キャリーバッグの2輪から4輪加工で、費用が22,000円(税抜)、納期が約3週間でした。
※同じような症状でも付近の状態や使用するパーツなどにより費用や納期は変動いたします。
全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
投稿者プロフィール
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