(TUMI)トゥミ/キャディバッグのフードと本体を繋ぐホック外れの修理
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますボンドリペアと申します。
今回は、(TUMI)トゥミのキャディバッグ修理をご紹介します。
破損状況は、フードカバーと本体を繋ぐホックの本体側が2箇所外れています。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの修理](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-17-e1585018177508.jpg?resize=360%2C640&ssl=1)
目次
1,状態と構造の確認
まずはホックがどのように取付けられていたかを確認します。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのフードと本体を繋ぐホックの交換修理](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-16.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
本体側のホックはたいてい口枠の内装生地の裏側に固定されているのでホックを交換する際は内装生地をめくる必要がございます。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのホックが外れている](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-15.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
今回は本体側のホックが4箇所中2箇所外れてしまっています。
2,今回のお修理方法
本体側のホック2箇所を交換するにあたり口枠の内装をめくります。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの仕切りベルトを抜く](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-12.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
まずはセパレーターの芯を固定しているベルトを取り外します。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのセパレーターを固定しているビスを抜く方法](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-14.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
続いて中央に通っているセパレーターの芯を固定しているビスも引き抜きます。
このビスは頭が+になっていますがほとんどがネジではなく返しのついたピンのようなものが差し込まれていますのでドライバーで回してみて抜ける気配がなければこのようにクリップ外しなどを利用して引き抜きます。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのセパレーターを固定している芯を抜く](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-13.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
こんなピンが入っています。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのセパレーターを取り外す](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-11.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
セパレーターは底まで生地で繋がっているので筒の下に落としておきます。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの本体側ホックを交換する為に口枠を解体する](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-10.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
ここから口枠の内装をめくっていきます。
表と内装をまとめて縫製している口枠のヘリ巻きの縫製を解きます。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの口枠解体](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-8.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
新しいホックを打ち込むのに必要なスペースが確保できるまで解きます。
今回は外れている2箇所のホックが隣同士でしたので口枠の約3分の1程度解きました。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの本体側スナップボタンを交換するため内装をめくる](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-9.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
内装生地をめくって裏側に残っているホックの土台を取り除きます。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの本体側スナップ外れを交換修理](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-7.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
ホックの土台は軸の長さの種類が短いものと長いものの2種類しかないのでキャディバッグのデザインによっては長さが足りない場合があります。
![(TUMI)トゥミ/ゴルフバッグの本体側ボタンが外れた修理](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-6.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
今回も軸の長さが足りませんので別の方法で固定をします。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの本体側ホック外れを修理](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-5.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
キャディバッグの口枠やハンドルの固定に使用している4mm径のカシメを使用します。
カシメですと長さが約2mm刻みでありますのでちょうどいい長さに合ったものを使用できます。
![(TUMI)トゥミ/ゴルフバッグの本体側が外れたホックを取替](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-4.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
ホックの軸も4mm径なので同じ打ち棒で打ち込むことができます。
![(TUMI)トゥミ/ゴルフバッグの口枠外巻き革の縫製](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-3.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
ホックの交換が終わったら内装を元に戻してヘリ巻きを再縫製していきます。
革のヘリ巻きで元穴が残っているので手縫いで一穴ずつ縫製します。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグの口枠ヘリ巻きレザーの再縫製](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-2.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
縫製が終わったらセパレーターを元に戻して完成です。
![(TUMI)トゥミ/キャディバッグのフードと本体を繋ぐホックを交換](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2020/03/tumi-snap-1.jpg?resize=640%2C360&ssl=1)
3,今回のお修理費用と納期
今回の本体側ホック交換2箇所で、費用が8.500円(税抜き)、納期が約2週間でした。
※同じような症状でも付近の状態や使用するパーツなどにより費用や納期は変動いたします。
全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
投稿者プロフィール
![info@bond-repair.com](https://i0.wp.com/bond-repair.com/wp-content/uploads/2019/07/blog-profile.png?resize=150%2C150&ssl=1)
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