(TUMI)トゥミ / 使い込まれたブリーフケースに詰まったストーリーを紡ぐお手伝い – メインファスナー編 –
こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますBOND repair / ボンドリペアと申します。
本日は、先日に引き続き(TUMI)トゥミのブリーフケース修理をご紹介します。
今回のお修理内容は、コイルのほつれたメインファスナーを取替えます。
前回の記事は、
(TUMI)トゥミ / 使い込まれたブリーフケースに詰まったストーリーを紡ぐお手伝い – ハンドルレザーグリップ編 –
目次
1,ファスナーの状態を確認
前側メインファスナーの両角部分のコイルがほつれています。
一番擦れやすい部分なのでコイルを縫製している糸が切れてコイルがファスナーテープから外れてきている状態です。
前回の記事でもご紹介しましたが、こちらのバッグは所有者様が約11年ほど前に購入され、苦楽をともにしてきた思い出の沁み込んだバッグです。
色褪せや、傷、こういった破損箇所もそれぞれがその時々の経験の証なんだと思います。
そんなお話を伺ってお修理させて頂くことが出来るのは本当にありがたいことです。
2,メインファスナーの交換
コイルのほつれ状態や今後もまだまだ現役でお仕事をされていく所有者様と歩んでいくバッグですのでファスナーを交換いたします。
このTUMIのブリーフケースは前後に巻いてある外巻きテープが最後に縫製されているのでまずはそこから解いていきます。
外巻きの中に入っていた芯材です。
樹脂製で経年変化で硬化して割れてしまっています。
こちらが外した外巻きと前室の内装をまとめて縫製されていた内巻きテープです。
いずれも新しいものに取替えます。
取り外したファスナー。
11年間数えきれないほど開け閉めを繰り返してかなり摩耗していますね。ご苦労様でした。
新しいファスナーに交換したところです。
外巻きテープはTUMIに使用されているバリスティックナイロンに近いものを使用します。
元々入っていた芯材の代わりに厚手のナイロン生地をバリスティックナイロンに裏貼りしています。
内巻きテープも新しく巻き直しました。
ファスナーの規格サイズが少し変わってしまうのでスライダーのみ代替えのものを使用して引手は既存の純正のものを再利用いたします。
新しく生まれ変わったTUMIのブリーフケース。
これからも頑張ってくださいね。
3,今回のお修理費用
今回の(TUMI)トゥミのブリーフケース、メインファスナー交換で18,000円(税抜き)でした。
※同じお鞄でも付近の状態などにより納期や価格が変動する可能性がございます。
バッグ全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン@からお気軽にご相談ください。
ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。
投稿者プロフィール
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私共はスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般と家具の補修と椅子の生地張替え、その他様々なモノのお修理を承っております。
お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
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