破れてしまったキャディバッグの仕切り布(上部)を直す方法

こんにちは、BOND repair / ボンドリペアと申します。

 

1日のラウンドだけでも数十回はキャディバッグから出し入れされるクラブの摩擦を積み重ねて仕切りは破れてしまいます。

今回はその仕切りの生地を修理する方法と破れる前に補強をする方法をご紹介いたします。

 

※今回は口枠と上部の仕切り生地破れについての記事です。
内部(下部)の仕切り生地破れに関しては後日別の記事でご紹介いたします。

 

1,仕切りの種類

 

まず仕切りの種類には大きく分けて2タイプあります。
口枠と仕切りが一体になっており、5区画以上の細かい区分けになっているものが多い成型タイプ

 

成形タイプの口枠、仕切り

 

口枠と仕切りが独立しており、3~6区画程度の独立タイプ

 

 
独立タイプの口枠、仕切り

 

成型タイプは口枠と一体型になっていることと細かい区分けになっているため構造が複雑で使用されている生地のパーツが多くなる傾向がございます。
その為、解体組み立てが出来ずお修理自体ができない場合や使用する生地によってはしわが残ったりする可能性がございます。

 

 
成形タイプの仕切りの生地を張替えた状態
 
 
 

2,破れた生地を修理する方法

 
 
成形タイプの生地が破れている状態
 

まずはキャディバッグから口枠と仕切りを取り外し、すべてのパーツを解体していきます。

 

口枠と仕切りのパーツを解体した状態
 

そして張り替える生地の各パーツから型を新しい生地に写していきます。

 

 
元の生地から型を起こしていく

 

使用する生地は以前にご紹介しているフードカバーの生地張替え
(キャディバッグフードカバーの表面がボロボロとめくれてくる症状。修理が出来るものなのか)同様まったく同じ生地はご用意できない場合が多いので代替えの生地で新しいパーツを作製していき解体した順に組み立てていきます。

 

成形タイプ生地張替え完成
 
 
 
 

3,生地を補強する方法

 

生地を補強する場合は一番擦りやすい仕切りの上部に厚手の生地や合皮(ビニールレザー)などを当てて摩擦でめくれてこないように縫製します。

 

仕切りの補強

 

部分補強の場合も生地の張替え同様に口枠と仕切りをいったん本体から取り外して作業をする必要がございます。
補強の方法や使用する生地は状況や構造によって打ち合わせをさせていただきます。

 

4,概算の修理代金

 

仕切りの生地張替えに関しましてはかなり構造がまちまちなので下記の概算よりも上下する可能性がおおきいのでお写真を添付してご相談ください。

 

●仕切り生地張替え(口枠除く)→約8,000~15,000円程度
●仕切り生地張替え(口枠含む)→約20,000~28,000円程度
●仕切り部分生地補強→約8,000~15,000円程度

 

画像をお送り頂けましたらもう少し詳細な価格をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にお問合わせください。

 

5,自分で修理する方法

 

ご自身でお修理される場合は恐らくキャディバッグの解体組み立てが出来ない場合が多いかと思いますので、既存の生地の上から新しい生地を接着するような方法になるかと思います。

 

amazonや東急ハンズなどには裏面に接着テープが貼られた合皮などが販売されています。
ただ、合皮は厚みがあるのでそのままですと縁の段差にクラブがひっかかりめくれやすくなってしまいますので段差を解消するため境目に布テープなどを貼ることで少しはめくれにくくなります。

 

生地の段差解消
 
 
 

 

←裏面に両面テープが貼られている合皮適当なサイズに切って貼り付けるだけなので簡単に補修ができます。

 

 

←耐水性にも優れた布テープです。破れた生地が広がらないようにする裏当てにも使用できます。

 

 

ボンドリペアではゴルフのキャディバッグやスーツケース、家具などの修理を承っています。
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