(Samsonite)サムソナイト / コスモライトの破損したキャスターをリサイクルパーツに交換

こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますBOND repair / ボンドリペアと申します。

今回は、(Samsonite)サムソナイトのスーツケースでコスモライトの修理をご紹介します。
破損状態はキャスターの回転するヘッド部分がもげて欠損してしまっていました。

コスモライトのファスナー修理事例は、
(Samsonite)サムソナイト / コスモライトの切れたファスナーに開き止めを付けて修正し代替えのスライダーで修理

1,破損状況を確認してお見積もり

破損時の状況を伺ったところ空港でスーツケースを預けて戻ってくるとキャスターのヘッド（方向転換時に回転する部分）のみが外れてなくなってしまっていたとのこと。
輸送中の破損のため航空会社の補償でのお修理となります。

コスモライトのキャスターは新旧のタイプがあり、旧タイプのキャスターがついている場合はメーカーに修理を出すとキャスターパーツの仕様変更を理由に4個取替えでのお修理となるようです。

今回のお客様は修理費用の上限が4個取替えると超えてしまうため1個だけ交換ができないかというご相談でした。
『サムソナイト』や『リモワ』といったブランドのスーツケースは純正パーツでないと形状が合わず代替パーツなどでは修理が出来ない場合が多く、また修理業者であってもパーツのみを販売してもらえない場合があります。
コスモライトも同様の理由でメーカーに修理を依頼する必要があるため1個だけ新品のパーツに交換するということができませんでした。

2,今回のお修理方法

先述の通り新品パーツで1個のみ交換することができませんでしたので当店にあるリサイクルパーツ（部品取りの同型スーツケースから取り外した中古パーツ）の中から比較的状態の良いキャスターと交換するお修理をお客様にご提案させて頂きました。

使用予定のパーツ写真を添付してお見積もりをお送りしご確認いただいた上でお修理させて頂くことになりました。

コスモライトは内装生地がシェル本体に圧着されておりキャスターの取付部分が露出しているのでネジを外して交換するだけです。
ただ、使用されているネジが『トルクス』というプラスやマイナスと違い一般的な工具のセットには入っていない場合が多い工具を使用します。
ホームセンターやAmazonでは簡単に入手できます。

リサイクルパーツをネジで固定していきます。
1箇所を完全に固定する前にすべてのネジの頭を少し入れてから均等に締めていくと後でネジが入らないということを防げます。

左が新しいタイプのキャスターで右が旧タイプのキャスターです。
よく見ると飾りの穴のデザインが若干異なりますね。

こちらのキャスターは問題ありませんでしたが、スーツケースによっては同じようなキャスターに交換してもキャスターごとの微妙な仕様変更により高さが変わってガタツキが出る場合があります。
その場合は2個もしくは4個交換でのお修理となります。

また、ブランドスーツケースやバッグの場合メーカー以外で修理された場合、改造などすると今後メーカーに修理を依頼する際に断られてしまうことがありますのでその点はご注意ください。

3,今回のお修理費用

今回のコスモライトキャスター交換（リサイクルパーツ使用）で、3.500円（税抜き）でした。
※その時によってリサイクルパーツの在庫状況やお見積もり価格は変動いたしますので事前にお問合せください。

全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。

ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。