(patagonia)パタゴニア/キャリーバッグの車輪ゴムタイヤ割れを修理

こんにちは。大阪でスーツケースやゴルフのキャディバッグなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っておりますボンドリペアと申します。

今回は(patagonia)パタゴニアのキャリーバッグ修理をご紹介いたします。
破損状態は、ホイール外側に付いているゴムタイヤが割れて剥がれています。

1,ホイールの状態を確認

まずはホイールの状態を確認します。
こちらのキャリーバッグは２輪タイプのもので、左右に付いているホイールはこのような状態です。

見たところ普通のホイールのようですが、近くで見てみると

ホイールの周りに少しですがゴムのような破片が残っています。

左側も同じ状態なので分かり難いですが、元々はこの周りにゴムのタイヤが付いていてそれが割れて全部剥がれてしまっている状態です。
この状態でも丸いホイールなので走行は可能ですが、硬い樹脂のホイールなので走行音が大きくなります。
走行していてガタガタしたり、音がうるさくなった時はこちらと同じようにゴムタイヤが割れているのかもしれません。

車輪を固定しているキャスターベース部分は目立った割れや破損は見られません。
ベース部分が割れている場合は、キャスターごと交換になるのですがこのようなボディと一体になっているものはパーツが無い可能性が高くお修理が出来ない場合もございますので一度ご相談ください。

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2,今回のお修理方法

今回は左右とも車輪を代替の部品に交換してお修理をさせて頂きます。
キャリーバッグなどに使用されている車輪は、車やバイクのようにゴムのタイヤ部分のみを交換することが出来ない構造になっているものがほとんどですので、基本的にはホイールとタイヤのセットパーツを交換する方法になります。

まずは車輪を固定しているシャフトを外します。
今回のものは外側からネジ式のシャフトで固定されており、内側からの解体は必要ありませんでした。
キャスターの種類によってはキャスターベースを一度取り外す必要があります。

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こちらが外した車輪とシャフトです。
この車輪に近い寸法の代替車輪を探します。シャフトはこのまま再利用を致しますので、パーツクリーナーで汚れを落としておきます。

今回はこちらのオフロードタイヤのような車輪をご用意いたしました。
元の車輪と同じくベアリングが入ったもので、ベアリングは内径が異なりましたのでシャフトに合うものに取替をした状態です。
ベアリングが入っていないタイプの車輪もあるのですが、このような大きなキャリーバッグは荷物を入れるとそれなりの重量になります。ベアリングが入っていないと車輪の中心穴とシャフトが摩擦を受けて熱を持ち、車輪の軸部分が変形するなどの症状が発生することもございます。
どうしても合う寸法の車輪が無い場合はベアリング無しのタイプを使用することもございますが、そのような際はしっかりと軸の周りにグリスを塗っておきます。

車輪の準備が出来ましたら元の位置にシャフトで固定をします。
こちらのような２輪タイプの車輪軸は、進行方向に対して車輪の回転方向が一定のため向かって右側の車輪はネジ山の向きが逆ネジになっている場合がございます。
ネジ式のシャフトを固定する際は緩み止め剤を塗布するのですが、逆ネジになっていない場合は念入りに塗布しておきます。

3,今回のお修理費用と納期

今回の(patagonia)パタゴニア/キャリーバッグの車輪交換（左右セット）で、費用が8,000円（税抜）、納期が約２週間でした。
※同じような症状でも付近の状態や使用するパーツなどにより費用や納期は変動いたします。

全体と破損部分の画像をお送り頂けましたらお修理可否の可能性と概算のお見積をお答えできますので お問合せフォームもしくはライン公式アカウントからお気軽にご相談ください。

ボンドリペアではゴルフのキャディバッグをはじめ、スーツケースやキャリーケースなどのバッグ全般や家具、その他様々なモノの修理を承っております。